紅葉狩り&ジビエ@長野県 2

猟師さんおすすめのジビエのお店、飯田市の星野屋さんでお昼と決め込みました。

まさに・・・看板も野趣あふれていました。


がらんとした大広間にはお店の歴史を感じる展示品がいくつかありました。

私たちの他に1組の先客がおり、私たちが食べている間にまた1組来ていました。

出迎えた店主さんは、遠方からの客を迎えるのが楽しい様子で少し雑談をすると
昨日とれたばかりのクマ肉をおススメしてくれました。

ただ、折角なのでイノシシも鹿も食べたいと食いしん坊全開で 相談したところ
2名で「満腹コース(3500円)」をシェアして、そこに1人前の「熊焼き」もつけましょうと
なんとも良心的な提案に感動しました!
安いなぁ・・・

運ばれてきたクマ肉は、まったく臭みはなく甘みのある脂がのって
ジューシーな赤身で、想像していた獣臭さはなくとても絶品でした!

鹿のメンチカツも絶品・・・。

さらに、イノシシも臭みは全くなく、私のジビエ体験にない味でした。
新鮮で処理のいいジビエは、都内では食べれないごちそうなので非常におススメです!!!

お米も飯田でとれたものだそうでとても美味しかったです。
二人でコースをシェアで十分お腹いっぱいになりました。

食後に店主さんが、「これまで裁いた動物や今朝とれたクマが地下にいるから見ておいで」というので、恐る恐る階段を下っていくと・・・・

地下にはたくさんの剥製が飾られていました!(あっ、シシガミ様がいる)

さらに・・・小鹿も・・・・

さらに、調理場には今朝とれたクマも吊るされていました。
野生動物なので、強烈なノミがいるらしく、裁いている間に店主も食われたりするそうです。

私より大きいと思いますが、これはまだ大人になりきっていないツキノワグマだそうです。
でも、首の月形が立派で、毛の下は厚い脂肪層でした。
部屋には、なんともいえない臭いがありましたが、とても清潔でした。

最近、鹿が大量に増えて農作物への被害が多く困っているので、メスの狩猟許可が出ていることや、イノシシが人家そばまで下りて危険な話などを教えてくれました。

野生動物とお互い共存のラインは難しいですが、少なくとも頂いた命はきちんと血肉にします。
つい東京の日常で忘れがちな、そんな一幕。

▼星野屋(創業大正10年)
〒399-1311 長野県下伊那郡南信濃村和田1080
TEL:0260-34-2012


コメントは受け付けていません。